夢の温泉旅行

先週のデートで、彼は、今週温泉に行こうと言った。


以前から、泊まれそうな日を彼に伝えてお泊まりのリクエストしてたけど、新規事業に夢中の彼は、仕事がはっきりしないから、ちょくちょくリマインドしてって言ってた。


まぁ、それを怠った私も悪いけど…


安定のドタキャン(涙)


温泉は、先週かなり酔った時に言ってたので、半分以上は期待してなかった。


でもこの辺で泊まるだけなら、夜ご飯食べて、泊まって、朝バイバイするだけじゃん。

それなのに。


かわりに彼は、昼間から時間をあけて、レストランで

お誕生日のお祝いをしてくれた。

プレゼントのキラキラリングで超喜んで、

その後、私はいかに悲しいかを滔々と語った。


いつも終電前に帰る私は、本当は泊まりたいけどできなくて毎回悲しいこと、だからこそ泊まる日を心待ちにしてたことなど、積年の思いが大爆発。


でも、せっかくお祝いしてもらってるのにクレームなんて、怒られるかなって内心ドキドキ。


それらを辛抱強く、優しく聞いてた彼は、

「俺たちこれで別れるわけじゃないだろ。

ずっとこのまま付き合ってれば、またこういう

チャンス来るだろ。」って。


どうやら、私は短絡的で、彼はもっと長期的な視野を持っている。


そのあとの彼の一言は、情熱大陸みたいだった(笑)

「人生にはさ、目一杯がむしゃらに働かなきゃ

いけないタイミングがある。俺にとって、今が

それなんだよ。」


それなら、彼のがむしゃら期が終わるまで、私は気長に待つしかないか。


夕方の別れ際。

メガネ屋さんの前を通りかかったとき。

ふらりと「メガネ、買おうぜ。」って。


私はど近眼のため、実はレンズの値段がめちゃ高い。

「めちゃ高ぇなあ。」と驚く彼。

今回は奮発してもらってしまった。わーい!


「ドタキャンする人に、また次回なんてないもん。

次、こういうチャンスが来たら、

私は一人で韓国か沖縄に行っちゃうんだからね!」

ってカッコよく怒りのタンカを切った私。


あんなに優しく私の怒りを受けとめてくれたのは、初めてだった。

最後のほうは、私も笑っちゃってた。


もし次、またこんなお泊まりチャンスが来たら

どうしようかな。

やっぱり彼と、温泉行きたい(笑)