彼は二日酔いって言ってたけど、
そう見えないくらい、爽やかな登場。
昼間から迎え酒して、私は彼に慣れるのに
ちょっと時間が必要。これ、何でかな。
何年たっても緊張するしドキドキする。
彼は、私がズルズルと引きずっていた
私の荷物を軽々ひょいっと持ってくれた。
大きな後ろ姿がカッコよすぎる。
部屋でのんびりしようって、
いやん、のんびりって何するの(//∇//)
ベッドに寝転がって、手を繋いだ。
ドキドキは隠して天井を見ていた。
すごい久しぶりに会ったから、
「会いたかったよ」っていきなりガバっと
チュウとかするかしらって期待したけど。
彼の話は、年上の元カノ。そして奥さん(泣)
元カノとは結婚したかったんだし、
奥さんとは結婚して子供まで授かった。
彼にそうしようと思わせたくらいの何か。
私とは、結婚しないし一緒に暮らさないって。
過去に関わった女の人をみんな集めて、
ハーレムを作ろうかなって言ってた。
私は遠慮しとく。そんなの嫌。
元カノならこういう時、さすがっていう返しを
笑いながらできたかな…
やっと会いに来たけどそんな感じで、
家に帰ろうかなって考えていた。
帰りの道順を考えていたら、
いつの間にか寝落ちてしまった。
ハッと目が覚めたとき、
彼に、良く寝てたよって言われて、
寝かせたままにしてくれてたことも、
彼の声を聞いて、ふわっと安心することも。
夜ごはんは彼が一番お気に入りの和食屋さん。
一番お気に入りに連れて行ってくれるって、
そういうの、すごく嬉しい。
30分くらい歩いて行くっていうから、
気合いのペタンコサンダルで、どこまでも。