彼と過ごした後は、それが楽しいほど、
平日ダイヤに戻るまで、時間が必要。
思い出してニヤニヤしちゃったり、
もう会いたくなっちゃったり、
そういうのと、日常との、兼ね合い。
待ち合わせは、私には初めての場所。
彼は、移動するのに5時間もかかるって。
着いたよーって連絡したら、彼も
「これから向かうよ」って。
暖かな昼下がり、嬉しくてニヤニヤ。
地図を見ながら、あちこちウロウロ。
彼が到着する前に行きたい所があった。
ドラクエの聖地で、ウォーって興奮した(笑)
バスに乗り遅れて、タクシーで向かってるって
彼からの連絡。
急いでくれてることがとても嬉しかった。
もし夜遅くなるなら、着いたら出掛けずに、
ルームサービスとかのほうがいいかな、
部屋でくつろぐほうが楽かなって考えてたら。
「夜ご飯を予約したよ」って。
そんな急いでる移動中に。
乗り換えたり、チケット買ったり、
すごい色々バタバタだと思うのに。
そこまで考えてくれてたなんて、
嬉しすぎて、キュンとなる。
夜ご飯までお腹減らしておきたい。
けど、誘惑に負けてしまった。
甘い気分でお団子を食べて、さらに甘い。
ああ、幸せ。
満開の桜を見上げた。
桜を見ると父を思い出す。
キラキラの日差しと薄ピンクが、
ちょっと悲しくなっちゃうの。
サッと通り過ぎて、深呼吸。
彼との距離がだんだん近付く。
もうすぐ彼に会える。
どうか彼が無事に到着しますように。