母とお墓参り。
子供の頃から遊んでいたお寺だからかな、
タイムスリップしたような。
お昼は大好きな鰻屋さんと決めていて、
前日から待ち遠しかった。
朝なんて、びっくりするほど早起きした(笑)
ご住職にも父にも、ささっと挨拶。
いざ、鰻屋さん(≧∀≦)
さらに鰻を美味しく食べるため、
境内からさらに奥へ、しばし寄り道。
そこには枝を四方に広げた大きな木があって、
子供の頃、友達たちとよく登っていた。
祖母とつくしを取りに来たこともある。
今でも、全然変わらない風景が残っている。
「こんな奥まで来てたの」って母が今さら。
母はワーキングマザーだったから、
私が放課後どこで何しているか心配で、
毎晩、その日の出来事を楽しそうに話す私が、
母の元気の源だったって。
天気の良い朝の澄んだ空気が気持ち良くて、
草木の中をぐんぐん進んだ。
奥はちょっとしたトレッキングコース。
ハワイみたいだねって言いながら歩いた。
母とあと何回、こんな風に歩けるだろう。
母が、もう最後だと思うって言った何年か前の
海外旅行は、ホントにあれが最後かもしれない。
同じ日、同じ時間はもう来ない。
また今度って言ったって、
次はないかもしれないだろ。
いつだったか、彼が言っていたこと。
どんな瞬間も、それは人生で最後の。
どうかこのまま、時が止まりますように。
この瞬間を、ずっと覚えていられますように。
私が鰻を喜んで食べる姿を見て幸せだって。
そう言ってもらえて嬉しかった。
家族で通った鰻屋さんに、母と来れて幸せ。
家族の思い出が満ちている。
とても大切に育ててもらった。
ありがとう。