夜のおとも

ベッドが広いと、彼が遠くて寂しい。

本当はもっと狭いベッドで、

ピッタリくっついて眠りたい。


そう言ったら彼は何も言わず、

枕を真ん中に寄せてくれたの。

ああ、きっと私の目はハートだった(//∇//)


彼にまとわりつくと、

肌が吸い付くようにピタっとする。

くっつくだけで、すごく気持ちがいい。


もう、ずっとずっとくっついていたくて、

なるべく広範囲をくっつけていたくて、

モゾモゾ、体勢を調整したりして(笑)


彼の腕を私に巻きつけたり、

彼の肩におでこを押しつけたり、

彼のお腹にぎゅうっとしがみついたり、

彼の脚を私のふとももではさんだり。

彼は私のされるがままにいてくれる。


もう離れたくないの。

いつでも彼の夜のおともになりたい。


去年の今頃は、こんな時間がまた来ると

全然思ってなかった。

でも叶った。


これからまた素敵な時間が重なっていく。


自由で幸せな未来が待っていますように。

It makes

朝、目が覚めたら彼がいる。

こんな日を、どれだけ楽しみに待ってたか。


彼とくっついたり離れたり、

シーツの海でモゾモゾごろごろ。

幸せ。

彼はケータイと睨めっこ。

これもそうそう、この感じ(笑)

彼が隣りにいるだけで。


ランチしながら、彼が言っていた。


「俺を選ぶなら、相当の覚悟と苦労がいる。

そんなの嫌だって、今の自分を好きって言う男を

選んだっていいし、それでもいいなら俺でも。

苦労したって、その先に結婚がある訳でもないし、

する意味あるかわかんないけどな」


エベレストの岩石のような発言…


彼のほうが大変じゃないかな。

私は結局いつも、のほほんとしていて、

彼が私にイライラしちゃうんだもん。

「俺が大人になるしかないか」って呟くの、

二日間で、何度も何度も聞いた(笑)

彼の苦悩が窺える。


これでバイバイかと思ったら、

私が帰るまで一緒にいてくれるって言う。

彼の滞在先で少しゴロゴロ。


再び彼はケータイと睨めっこで、忙しそう。

彼を見ながら、すーっと寝落ちてしまった。

超久しぶりに会えたのにね。

もっと話したりくっついたり抱きしめたり、

色々としたかったけど、眠ってしまった。


彼が横にいると、安心して気持ちがいい。

何でこんなにホッとしちゃうんだろう。


駅まで送ってくれるって歩いていた時、

彼が私の大きいカバンを持とうかって。

嬉しかったけど、そしたら私の手が空いて、

彼と手を繋ぎたくなっちゃうから。

手を繋いだら、バイバイしにくくなっちゃうから。


そう思って、カバンを持っていた。


駅でサッとバイバイできるように、

握手だけしようと手を出した。

そしたら彼は、ギュウっと抱き締めてくれて、

離れるのがイヤで乗り遅れたらどうしよう。


一生懸命離れて、バイバイした。


ありがとう。