彼は百獣の王で、私は迷える子羊だと
思ってたけど、最近はそうでもない。
彼を可愛いと思ってしまう。
怒るかなー。怒るよね….
画面越しの彼は酔っていて、
楽しそうで、かわいい。
私のメガネ姿をブスだって連呼して、
超久しぶりだったから、
可愛いって思ってほしかったのに、
もうー(笑)
お風呂に入った後だったの。
ま、彼に買ってもらったメガネを
披露できて良かった。
ド近眼の分厚いレンズ。
うすうす、ブスって言われるのを察知して
恥ずかしかったんだもん。
彼は、ちゃんと度数合ってるか？って、
ブスって連呼する割に優しい。
本当はハダカの彼の横に、
私もハダカで飛び込みたかった。
冷房の効いたひんやりした部屋で、
さらさらの肌触り。
それでそのまま、ピトッてくっついて、
首根っこをパクリとね。
彼がいい。
彼じゃなきゃ。
彼しかダメ。
ムラゴンのアカウントを削除しようかな、
オールリセットで、新しく進もうって思って、
ネタ提供元の彼にも確認してみた。
彼は、残しておけよって。
人に見られるのが嫌なら
非公開にすればいいし、
その時感じた感情は宝物だからって。
彼は優しい。
前は、彼に愛されたくて仕方なくて、
もっと大人のいい女にならなくちゃ、
私のいい女度合いが足りないと、
彼が目移りして、どこかに行ってしまうって
頑張っていた。
だけど、その頑張りは方向が間違いだった。
私の子供っぽさは、筋金入り。
私以外の誰かになる努力って、
なれないから、意味なかった。
彼の心は、彼のみぞ知る。
私の邪推は、何一つ役に立たない。
散々色々悩んで考えた結論がこれ。
ズコーってなるよ(笑)
ま、でも、そう思えるようになったら
ものすごーく楽になった。
勝たなくていいから、戦略もなし。
何度も失敗して、
何度も怒られて、
何度もしょんぼりして。
まだまだ怒られちゃうかも。
だけどやっぱり、彼がいい。
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