明日何してる?

急に彼と夜ごはんに行けた。

私もたまたま客先に行く予定があって、

仕事帰りに夜ごはん。


そういうの、ひさしぶりすぎて、

嬉しくてワクワクしすぎて、

前日の夜、彼の夢まで見た。


お店の近くまで来てから、

何度か彼と来たお店だって気が付いた。

その頃はまだ彼が、人前でもキスしたり

抱きしめてくれたり、情熱的だったの。


来る時にちょっと迷って、遅れそうになって、

彼に迷ってわからないっていうと怒られそうで、

自力でたどり着いた。


その話を彼にしたら、

「この前もそういう女がいてさ…」っていうの。


彼は時々ちゃんと私のジェラシーを刺激する。

彼の話が、私と出会う前の話でも(彼はそう言う笑)

つい最近でも、どっちでも同じこと。

ヤキモチ妬いたあと、笑ってしまった。


以前の私は、悶絶してたと思う。

ジェラシー真っ盛りだった街で彼と会って、

自分の変化に気がついた。


早い時間にご飯食べたから、バーが空いてない。

ちょっと待つか、って階段の踊り場で、

隣のビルに飛び移れるかって話して楽しかった。


彼といると、すごく大人の世界に行ける。

けど一番好きだなって溢れちゃうのは、

そういう大学生の頃みたいな時間。

何もしてない時間に、一緒にいたい。


バーの扉が開いた後は、大人の彼。

一見さんじゃ恐ろしくて入れなそうな、

暗くて素敵なカウンター。

彼とバーテンさんのお酒の話は、

ほぼ内容がわからなかった(笑)

色んな街に、彼を名前で呼ぶお店がある。


まだ帰りたくないってワガママを言う私を、

生バンドカラオケに連れて行ってくれた。


その時の彼は、今もiphoneに入っている。

飾らないお前に惚れたよって私を指差してた。

Picture

お店を出ると外はすっかり夜。

近くに、お姉さんとカラオケするお店があって、

ちょっと入ってみるかって。


初体験すぎて恐る恐る階段を登ると、

下着姿風のおばさんがドーンと出迎えてくれた(笑)

ギョッとした彼は、即、Uターンwww

こういうの、旅っぽい。ウケる!!


それからは、やっぱり今夜も帰れまテン。

彼は、明日は朝から会議だからすぐ帰るって、

そうですか、としか返事のしようがない(笑)


着席してしばらく、黙々と取り組んでいた彼が、

突然「オーーーン」ってお経を唱えだした。

え、何?どうしました?


必勝のマントラだって。

そんなことしてる人は、彼だけ。

ちょっと、ウソでしょ…(笑)


シリアスな重たい空気を打破するには

そういうのがいいかもしれない。

軽い感じで取り組むほうがいいの?

真剣に集中するほうが正解?


私が笑っちゃって、緊張感に欠ける。

周りはみんな真剣勝負してるのに、

私は居眠りするし、笑うし、

その場にそぐわず、周りの人の邪魔かも。


なので、しばし女子トイレに避難した。

誰もいない女子トイレで、居眠り。

トイレで居眠りって、仕事をサボるOLか(笑)


彼の勝利に少しでも貢献できるように、

深夜の女子トイレの個室でコッソリと

私も必勝のマントラを唱えてた。


知らない土地の深夜のトイレでこそこそと、

変なことしてる自分が面白すぎる。

何やってんだろって、ケラケラケラwww

真夜中のトイレの奥から笑い声が聞こえたら、

他のお客さんはさぞ不気味だったことでしょう。

すみません(笑)


眠いし、イチャイチャしてほしいし、

チュウもしたくなってきた。

だけど彼は相変わらずの集中力で私を見ない。

テーブルの下で彼にエッチなイタズラして、

怒られてしょんぼり。

→そしてまた、トイレでマントラを。


ねえ、何これ?この夜の時間は何なの?

思い出すだけでホントにウケる。


「あと少しな」

これも昨日から、何度も何度も聞きました(笑)


結局、やっぱり夜明けまで。

冷房でカチンコチンに冷えて、眠気もピーク。

外のムンとした夏の空気に、身体がほぐれる。

タクシーを降りて、彼と歩くと幸せジワリ。

繋いだ手から好きが出てる気がして♫


珍道中も、もうすぐ終わり。

またこんなふうに、一緒に来れるといいな。