Blue

朝帰りして、昼までベッドでモゾモゾ。

彼と一緒の朝寝坊は、憧れの時間富豪。


「昼めし、何食べたい?」


さっき、カップラーメン食べたばかりでは?

また食べるの?

目を閉じたまま、寝たフリしつつ考える。


「くるりんだって、さっきから腹鳴ってるだろ」


聞かれてたー(笑)


インスタでチェックしてたアワビのお店。

行ってみたいけど、場所がよくわからない。

彼に見せたら、近くの目印を探してしばらくして、

「歩いていけるよ」って。


こんなに頼りになる人、いる?

ダーリン大好き!アワビ大好き!!!


もう待てない、腹減った、今すぐ出るぞって、

さっきまでゴロゴロしてたのに、急に慌ただしい。

腹減りの彼は、ご飯まっしぐら(笑)


鍵でしょ、お財布でしょ、ケータイでしょ、

ゴムでしょ(髪のね)、ハンカチティッシュでしょ…


早足で部屋を出る彼を追いかけてて、ふと。


「ねぇ待って、ブラジャーするの忘れた」


これを言った時の彼の顔wwwww


寝起きから、てんこ盛りアワビとビールで乾杯。

豊かだなー。時間もご飯も大富豪すぎる。


食後の運動に、空を行き来してるのが見えた

リフトに乗って山へ行ってみることに。


その山で昔、彼のお父さんが物盗りに囲まれた。

女の人と行って、お母さんにバレてしまった(笑)

アイスコーヒー飲みながら、めちゃくちゃ笑った。


アワビもリフト乗り場も、お互い初めて行く所。

なのに彼は、バッチリ辿り着くの。

リフトだってベストポジションを確保して、

誰よりも景色が良く見える。


山の上は、薄い青色に包まれて清々しい。

登山したわけじゃないけど、なぜか達成感。

彼に甘いアイスを買ってもらって、

しばらく山頂でプラプラ。幸せジワリ。


雨予報なのに青空で、風がとても気持ちいい。

あの山の向こうは…って話してる彼を見上げて、

シリアスな話なのに、カッコ良くてドキドキ。


下りはお父さんの事件現場検証のため、徒歩で。

人気のないところ、物陰に潜めるところ…

真剣な彼が可愛すぎる。

お父さんのことが好きな彼が大好き。


ハイキングコースの階段の作りが雑で笑える。

広かったり狭かったり、高かったり低かったり。

踏み外しそうで、ちょっとずつ降りてたら、

「転ぶなよ」って、彼が私の手を取った。


キャーーーー

カッコ良すぎて、バージンロードかと思った。

心に鳴り響くのは、Can you celebrate(//∇//)

→古いか。


こんなふうに大事にしてもらう時間は、

幸せすぎて、もうずっとずっと忘れられない。


ありがとう。

King

こんな世界があるなんて知らなかった。

彼をギラギラ滾らせる場所。


タクシーの中、彼が私の脚をずっと触っていた。

ひざから少し上の太ももあたりを行ったり来たり。

スベスベだなって言いながら、だんだんと。


もっと奥まで触っていい?って(//∇//)

そんなの、してほしいに決まってるけど、

今日はダメ。

私、今日に限って、なんで今日なの。

また最初の気持ちがぶり返す。


出会った頃、タクシーの中の求愛が激しすぎて、

すごく恥ずかしくて困った話で笑った。

あの頃より彼はだいぶ落ち着いて、優しい。

私は相変わらずドキドキするけど、安心もしてる。

お互いを良く知って信頼が育った二人の歴史。


ところで彼から預かった財産がおそろしすぎて、

夜道で襲われないか、前後を警戒。

バッグを抱えて、心臓が破裂しそう。

全然人もいないけど、ホントに大丈夫?


誰もいないエスカレーターを降りて、扉を開く。

そしたら、そこには、人、人、人。

深夜に、中心地からタクシーで遠くまで。

ウソでしょーーー


着いたのは、23時くらいかな(寝る時間)。

真夜中の僻地(たぶん)で、ナニコレ??

圧倒されてしまった。


彼といると、不良になりそう。

って、本人も言っていた(笑)

食事もお酒も夜遊びも、刺激強め。

私、ちゃんと消化できるかしら…


彼には彼の理論がある。

魔術みたいな手の動き。ナニソレ??

私は隣でハンドパワーを送るのみ。

あとは、テーブルの下でレッグパワーも送る。

→いつでも甘えたいの。


深夜になっても彼の集中が途切れる気配はなく、

好きとは言え、よく気持ちが続く。


客観的に見て、もう脳みそ動いてないなって、

そうしたらやめるから、言ってくれ。

だけど、私の脳みそが先にショート。


「ねえ、もう眠たい」


「あと少しな」


この会話を何度、繰り広げたことか。

満足気な彼がやっと帰ろうかって席を立った。

ほんとにほんとに、長かった…


「あー、腹減った。なんか食おう」


もうほんと、勘弁してください。

私、眠くて眠くてフラフラです。

早起きして飛行機に乗ってから、ほぼ24時間。


彼の腕を引っ張って、タクシー乗り場へ。

もう寝る。何と言われようと寝る。

お願い、これ以上は何も無理。


なのにタクシーを降りたあと、近くのコンビニへ。

ちょっとカップラーメンを食べるって寄り道。

ねえーーーーー。眠いよー!!!


たぶん寝たの、5時過ぎてた…

夜ふかし最高。

つらくて、楽しくて、笑っちゃう。