The drawing room

バーに行く前に、街ブラアゲイン。

ドラッグストアを探す。


Do you have tampons here?

No, we have pads only.


彼と店員さんの会話。

こんなこと、彼に言わせてごめん(笑)

一緒に捜索ツアーさせてごめん(笑)

慌てて家から持ってきた在庫はあと2本…


怪しい客引きの人にも声をかけられた。

その時、すごくいい事があった。


「キレイな彼女ですね、TVに出ていますか?」

営業トークとしても(笑)、ありがとうございます!

その時の、彼の答えがすごーく嬉しい。

「可愛いだろ?自慢の彼女なんだよ」って(≧∀≦)

ここ、フォントを太字の特大で下線も付けたい。


酔ってても、全く思ってない事は言わないはず。

嬉しくて、スキップしちゃいそう。

可愛くて、自慢って…イェーイ(≧∀≦)

たぶん彼は、そんな事言ったっけ?

酔いすぎて覚えてないって言うだろうな。

私がはっきり、後生大事に覚えておく。


プラプラと歩いて、老舗ホテルへ。

そのバーは、私の憧れてたイメージそのもの。

カウンターに並んで座ったとき、心から、

大人になってよかったーって、嬉しくなった。

彼のセンスが最高すぎて、ホントに大好き。


フルーツで甘いカクテルを作ってもらって、

彼はギムレット。

すごく美味しくて、二人ともおかわりをした。


素敵なバーで二人きり。

今日はもうフィニッシュしたいくらい、

甘いお酒と雰囲気に酔ってしまった。

離れたくない。このままずっと。


彼に撮ってもらった写真はこれからも、

仕事中もきっと何度もリピートしそう。


だけど、今日の本番はここから。


この時は、そんな過酷な時間が控えてるなんて、

彼のギンギラギンの気合いを見て、

もっと早く、私も肚を決めるんだった…

Assemble

ついに、彼が着いたって。

お部屋のベルが鳴った。


嬉しくて、早く抱きしめたくて、

キャーー!ダーリン♡♡♡

な感じでドアをガチャリ。


目の前には、気まずそうなポーターさんと、

その後ろでニヤニヤしてる彼。


彼が、「今思いきり、目がハートだっただろ。

ポーターさん、ギョッとした顔してたぞ」

って、そりゃ、そうでしょうよ…


さっきの不安は吹っ飛んで、ハッピー爆上がり(≧∀≦)

彼の到着とともに雨雲も吹っ飛んで、よ!晴れ男!

そのパワーを信じてたの。


お風呂でさっぱりした彼と、街ブラさんぽ。

手をつないで、甘えて歩いても、問題なし。

現在地がわからない。方角もわからない。

「俺と絶対はぐれるなよ」

カッコいい。大好き。絶対ついて行く(笑)


ここは銀行、あれはタワー、百貨店。

彼が指差すほうをキョロキョロしつつ、

彼を見つつ、腕に絡まりつつ。

彼の行きつけ焼肉屋さんにたどり着いた。


お店の人が、大きな骨つきカルビを焼いて

ハサミでチョキチョキ、ニンニクもホイル焼き。

私がポイっと口に入れたら、彼も、

「うーん、食わばもろとも」とか大げさに、

ニンニク臭を漂わせる覚悟を決めていた。


前に焼肉屋さんに行ったときは大失敗したから、

彼は私の様子を見つつ、たくさんお酒を飲んでる。

ちびちび飲めよ、一気にいくなよって、

必殺・お父さんモード。


ついに私たちは、例の元カノを超えたんだって。

彼の1000人近い女の人たちとの出会いの中で、

こんなに続くのはすごいよなって。


彼には、私を吸い寄せる磁石がある。

会えない時、離れてる時、ケンカした時、

どんなにもうイヤって思ったって、ダメなの。


学生の頃に彼と付き合って別れた女の子は、

その後ガリガリに痩せちゃって、

別れて何年かしてから、彼に、

「どうしても忘れられない。諦めたいから、

最後に一度だけ抱いてほしい」

って言ったんだって。


それを聞いて、ちょっと怖くなった。

最後に一度だけってすごく悲しくない?

そんなのますます好きが募りそう。

私、大丈夫かな。想像だけで悲しくてつらい。


彼は死ぬまでこうやって付き合おうって言う。

けど、それでも死ぬ時は別れるんだし、

歳を取ってからの別れって、若い時より、

さらに悲しそうだもん。なんとなく。

彼がいなくても、逞しく生きていけますように。


「くるりんを、連れて行きたいバーがあるんだよ」


今、目の前には彼がいて、私を見てて、

お酒をたくさん飲んで笑ってる。

二人とも、実は超ニンニク臭いのかもしれない。

2軒目は、バーへ行く予定。


これだけで十分だよね。

先のことは、今は心配しない。

幸せすぎて、面白すぎて、笑ってるだけで、

今のところ、何もいらない。


だけど、ミノは追加で(笑)

あと少し、ビールを飲むのだ。