モーニングコーヒー

3週間ぶりのデートの日。

その前からLINEの返信もなく、

ほんとにデートするのかなぁと不安ばかり。

まさかのドタキャン…なんて怯えながら

仕事してると。


「19時くらいかな。何が食べたい?」


ってやっと連絡が。


「餃子とビール」って返事してからまた

未読が続き、19時過ぎても連絡なし。


おーい、会うの?会わないの?

モヤモヤしつつ、残業はスイスイはかどり(笑)

乗りに乗って仕事してると、


「いつものとこに今すぐ来て」って。

振り回されてばかりの私…

餃子のお店じゃないし。


お店に行くと、すっかり酔っ払ってる彼と

彼の親友が笑顔で「おお!!」って。

二人きりでデートじゃなかったのね(泣)


彼と肩を組んで、歌を歌い出した。

なんだかよくわからない話で二人は爆笑してる。

二人して、「くるりんはいい女だな」って

言って、ゲラゲラ笑いっぱなし。


そんな調子で仕事の話やら下ネタやら

一緒にシャンパンやらワインやら、私も泥酔。

これで解散かと思いきや、親友を一人で

タクシーに乗せた彼は、私とタクシーに。


「連れて行きたいバーがあるんだよ。」

って、初めての高層ホテル。

ここはどこ?


「まだ飲める?」って聞かれて、バーには

行ってみたいけど、飲むとリバースの

可能性大。立ってるのもやっと。


すると彼は違うエレベーターに。

フラフラ手を引かれて歩いた先にはお部屋。

カーテンを開けると高層ビル群の夜景。


「俺たちの愛し合うとこ、見せようぜ」

ってカーテンを全開にして、服を脱がされた。

酔ってて何もできない。されるがまま。


いつもより長い時間かけて、色々と、

初めてことまで、挑戦した。

その後、疲れて動けなくて、そのまま

彼の腕の中で眠ってしまった。


朝、コーヒー飲みながら、彼がにやりと

笑って言った。

「昨日、すごかったね。」


空が明るくなってから言われると、すごくすごく

恥ずかしい。


バイバイする時のキスは2回。

ぎゅうって抱きしめてくれた。

見えなくなるまで、ずっと見送ってくれた。


やっぱり好きでいてくれてるのかも。

LINEも、返事はすぐできないけど、それを

期待しないならドンドン送っていいって。


会うと安心する。

会えない日が続くと不安になる。

もっと、どーんと構えていられたらいいな。