彼が連れて行ってくれるお店はいつも、
紹介でしか行けなそうな、
私だけではたどり着けない所ばかり。
彼がいつも頼むもの、彼が好きなご飯。
そういうのシェアしてくれるのって、
楽しくて、すごくワクワクする。
ビールでカンパイして、ついに、ついに。
また彼とお酒が飲めるのよー!!
彼がイカ墨パスタを食べて、こっちみて二ヤリ。
口の中が真っ黒よー笑!(お互いね)
面白すぎて爆笑して、ワインもすすむ。
彼のお誕生日をお祝いできてよかった。
その次は、綺麗なお姉さん達がいるお店。
美人に囲まれる彼は、楽しそう。
今回、出だしがシリアスだったから、
こんな風にパアッと華やかなの、嬉しかった。
彼は栞のテーマを歌ってた。
懐かしい、付き合い始めの頃の思い出の歌。
私を励ましてくれてたのかもしれない。
勘違いかもしれないけど、そんな気もして、
こっそり、じーんとしてしまった。
そこでは色んなお酒が次々と。
でも全然飲めなくて、もう帰りたいって彼に。
彼も一緒に帰るって言ってくれてホッとした。
お店を出て外の空気を吸って、
「もう少し飲むか?」って歩き出した時、
いきなり、大ピンチがこみ上げてきた。
やっとの思いで、「気持ち悪い」って言った。
彼は「マジか…」って。
私は、なぜこんな時にって、心底悲しい。
彼は私の手を引いて、ビルとかお店とか、
あちこちトイレを探し回ってくれた。
でも、なくて。
たぶんあるけど、ちょうど良いところがなくて。
そういうことまで考えてくれてる気がした。
深呼吸しながら、彼の話で笑いながら、
手を引いてもらって歩いていたら、
いつの間にかホテルの近く。
ホテルまでの最後の直線でやっと、
彼とお酒飲んで、手を繋いで歩いてるって、
幸せを味わう余裕まで湧いてきた(笑)
彼は、気にしないから部屋に戻ろうって。
彼に醜態を晒すのも修行かも、と一瞬よぎった。
だけど。
彼に心を開くって決心はしたものの、
やっとやっと会えた日に、そんなのって(涙)
一足先に部屋に戻った彼は、
プロジェクターを用意してくれていた。
真っ暗な部屋の天井に綺麗な海が写ってた。
彼はリモコンを持ったまま、大きないびき。
そう、これこれって嬉しくてニヤニヤした。
一緒にお風呂に入りたかったけど、
緊急事態発生だったから仕方なし(笑)
念入りにシャワー浴びてサッパリした後、
寝ている彼の横へ、ぴとっとくっついた。