前夜祭

くるりん

ここは彼にも私にも縁がある土地。


彼とはこういうところで繋がりがあって、

苗字とか、出会った頃のマンションとか、

何かすごく意味のあるご縁かもしれない。

なんて、心の中で勝手にどんどん。


彼が郷土料理の居酒屋さんを見つけてくれた。

カウンターに並んで座って、まずはビール。


グラスを持つ彼の指を見てたら、

さっきまでのことを思い出した(//∇//)

ドキドキドキドキドキドキ。

変な妄想してること、気付かれませんように…


でね、会社の若手に対する彼の考え方が、

思ってたより1000倍くらい優しくて素敵だった。

まずは経営者が売上減ってもいいって前置きして、

本気で育成しないと人材は育たない。

4,5年は覚悟して、売上はその後だろ。


彼みたいな人ばかりなら、日本の国力も産業も、

再度息を吹き返すのかもしれないって、

彼に後光がさしてるような気さえしたよ。。。


やっぱり、居酒屋さんっていいよね。

こんな風に話すの、すごく好き。

前夜祭なのに、すでに超感動している。


ほろ酔いで街ブラすると、祭りのあと。

こういうところまで、繋がりを感じる。

2軒目は、素敵なバーを探してくれた。

なんと目の前のビルの階段を上がった所。

こんな偶然、やっぱり彼とは何かある(笑)


長いカウンターの奥にはおじおばさまたち。

10年後もこんなふうに彼とバーに来れるかな。

これから、どんな風に仕事をしていきたいか、

どんな人生がいいか。

彼と何度となくそんな話をしてきたけど、

やっぱりこれからもそんな話がしたい。


3次会はカラオケに行くという。

帰って寝なくて大丈夫?

お酒ガソリンに火がついた彼は止まらない(笑)


歯が溶けてる怖い客引きのお兄さんの紹介で、

女の子付きのカラオケ屋さんに入店。

ねぇ、身ぐるみ剥がされたりしない?


ほんと、アドベンチャーすぎてウケる。

こういうところもひっくるめて、

彼はジェットコースター。

Long distance

くるりん

ついに、1年越しの計画実行の日。


「出発したよ」

「SA着いたよ」


ずっと先だと思ってたその日がついに来た。


彼に連絡しつつ、ひと足先に到着予定。

ずっと行ってみたかった美術館に寄りたい。

SAでナビ検索したところ、定休日って笑


そのために朝早く出発したんだけどな。

直前に気付くってどういうこと?

ランチに決めてたお店も定休日で(おい笑)、

SAで我慢できなかった生クリームたっぷりの

大きなクレープでお腹が痛くなってきた。。。


先に一人でチェックインしたお部屋。

フロントで、「眺望いいですか?」って聞くと、

上層階なので、見晴らしがいいですよって。


窓の外を見渡すと、遠くには山が連なって、

近くには線路。

電車がたくさん停車している!!!!!!


お、あれはこの前みんなで乗ったやつ。

もしかして、あれは彼が乗ってるやつ?

なんてテンション爆上がりの時。


「ピンポン」


キャーーー!!!どうしようーーー

どんなに長く付き合ったって、ドキドキする。

この瞬間を余裕を持って迎えられることは、

この先も一生ないと思う。

→さっきまで電車に夢中だったのは内緒。


今回は初めての長旅で、事前準備も色々と。

彼の荷物もたくさんお部屋に届いていて、

彼も楽しみにしてくれてるんだなって嬉しい。

クマスプレーの予行練習とかしたりね(笑)


ふと、私のペディキュアに気がついた彼がね、

「お、デートだからしてきたの?」って。


あのね、足の爪は365日可愛くしてるの。

うつむいた時、爪が可愛いと元気が出るから。

今までも、会う時いつもしてたじゃん。


て言おうとしたそのとき。


「毛…」って彼が私の足を指差した。

私の足の親指に毛が1本生えている(笑)

「女もそこには毛が生えるんだな」って、

OMG!!!!!

キミはいつから生えていた?

爪の自慢とかしてる場合じゃないのよーーー


彼と出会ったばかりの初々しさはないとしても。

会うたびに可愛いと思ってほしい。

私に会う時間を作って良かったって思ってほしい。

その気持ちはいつまでも全然変わらないのに、

初っ端からこの有り様。


あぁ、チェックインからやり直したい。