October 2020

9月の終わり。


彼にとって、私とのことは、
会いたければ会って、その気がなくなれば自然に
会わなくなるもので、付き合ってる状態かどうかは
関係ないらしい。


私は、二人で時間を作って会うのも、
手を繋いで歩くのも、その他色々と、
それは付き合っていて、恋人だから。
そうじゃないなら、しない。


彼は、私の100万倍、弁が立つから、
きっとすぐ、私の気持ちなんてかき消してしまう。
私が、彼に上手に自分の気持ちを伝えられるとは、
ほんのちょっとも思えなかった。
もう、何を伝えたらいいのかわからない。
もう、彼には届かない気がする。


私は、彼のことが大好きで、結婚できなくても大切で、
ホントに、老人ホームまで一緒が良かった。

何度もケンカして、それでもやっぱり彼が良くて、

彼もそう思ってるから仲直りするんだと思っていた。


だけど、そんな宙ぶらりんで半端な存在だったなんて
すごくがっかりした。


あーーー、今までって何だったんだろうって
力が抜けた。


韓国でマッコリを山ほど飲むのも、
ハレクラニのプールで読書も、
ブラックウィドウも一緒に観ようって言ったんだし、
TGIFだって、スノーボードだって、

今も本当は、一緒に行きたいなって思う。


でもだからって、よくわからない関係のまま、
不安なまま、中途半端な月日を過ごすより、
さっぱり諦める。
それは、何度も伝えたつもりだった。

愛し合ってなきゃ、嫌なんだよ。


私より彼のことが大好きで、私よりいい女なんて
世界中探したって見つからないと思うけど。


大好きだけど、もう嫌い。