プレゼント

Ralph Lauren は昔から大好き。
ああいうインテリアの家で暮らしたい。
彼と自分にお揃いのハンカチ。
ついつい見ると買ってしまうもの。


彼にどうしても食べてほしかった大福。
お昼に行くとディズニーランドみたいな長蛇の列。
開店したては、ちょっと並べば手に入る。
目覚ましを掛けて、バスに乗って。
賞味期限は当日のみ。
彼と自分に一つずつ、と思いつつ、
やっぱり自分には、もう一つ追加(笑)


橋を渡ってしばらく歩くと、薬味屋さん。
彼と自分に一つずつの、魔法の粉。
どん兵衛だって、さらに美味しく食べられる。


朝からあちこち移動しまくって、
すでに汗だくで、へとへと。
シャワーを浴びて、ドライヤーでまた汗だく。
クーラーでキンキンに冷やした部屋で、
熱いお茶と、念願の大福。


口の中で塩気とあんことお餅が混ざって、
ほっぺもお餅になったみたいに、とろり。


外はいつの間にか暗雲がたちこめていた。
ざあっと音が鳴って、大きな雨粒が窓を叩く。
楽しみな日に限って、どしゃ降り。
私は晴れ女でも雨女でもなく、台風女…


彼が雨雲レーダーを調べてくれて、
大丈夫、すぐ止むよって。


彼は安定の二日酔い。
大福、食べてくれるかな。
いらないって言いそうだけど、
食べてほしい。
なかなか食べられないレアだもん。
美味しいもん。