Jungles

山を下って、ホテルまでの帰り道。

お土産を買いたくて、お店屋さんを探してたら、

雨が降ってきた。


「ほら、さっきの店で買えば良かっただろー」

彼はそう言いながら、私の手を引っ張って、

雨のなか引き続きお店を捜索してくれる。

優しいんだもん。

女子しか用のないお店。

彼は仁王立ちでボディガード(笑)

カッコよく立ってて笑ってしまった。

ありがとう。


ホテルに戻ってから、大浴場に向かう途中、

私とは対等に付き合える、だから長く続くし、

こうして旅行もできるよって

彼がポツリと言ってくれた。


以前彼に、私が甘えすぎててウンザリだって、

たくさん怒られて、本当に反省した。

もうダメかもって何度も苦しんだ後の今。

歩いてる彼の首に、ギュウって抱きついた。

何も言葉なんて、思いつかなかったから。


心も身体もサッパリした後は、夜ごはん。

これまたインスタでチェックしてた鶏の鍋。

賑やかな屋台でつまみ食いしつつ、街を早歩き。

そう、腹減りの彼は、ご飯まっしぐら(笑)


お店は、地元の飲み屋ストリートみたいなところ。

彼も初めてっていうのに、迷わず到着。

こんなに迷わない旅は人生初だよ。

大袈裟じゃなく、衝撃的。


お店は、仕事帰りらしいおじさん達や若者たちで、

ワイワイ活気があって、テーブルもほぼ満席。

こういう雰囲気大好き!!!

大きい声でゲラゲラ笑っても大丈夫。


私たちもビールで乾杯。

現場検証をした後で、ひと仕事を終えて、

お風呂も入って、今日の達成感が半端なし。


来年、彼は、大きな同窓会があるらしい。

同窓会って恋が生まれそう。

彼は、絶対大丈夫って、彼はそうだとしても、

彼にロックオンする女の人がいそうだもん。

彼が見せてくれたラインのやり取りは、

彼を呼び捨てにする同級生女子。

ムーーー、だめ(笑)


彼と一緒に過ごすのが、本当に楽しい。

「あっという間だな、寂しいな。」

彼が寂しいって言うの、初めて聞いたかも。

やーん、嬉しい(//∇//)

私のほうが、超寂しい。

お酒もたくさん飲んで、だいぶ酔ってしまった。


もう、お部屋に帰っちゃダメ?

やっぱり今日も行くんですか?

このまま帰るなんて、そんなわけないか…