正夢2

帰り道は平気だった。


あんなに愛し合った後、

別の女の人とプライベートディナーはないだろうって。

もしそうなら、彼は体力を温存しとくはず(笑)


でもね。

どんなに仕事だって思い込んでも、

昼間の電話が引っかかる。

相手は親友だと思ってたくらい、親しげ。


「家に着いたらLINEして」


バイバイの時、彼がいつも言う言葉。

さっきの女の子とご飯食べてる最中の彼に、

家に着いたなんて、言いたくない。


どんどん悲しくなってきた。


本当の私は何を望んでる?


あの子誰なのよー?って彼女ヅラして言ったなら

100%怒ると思う。

束縛を何より嫌う彼。


このまま見なかったことにする?

でもそれでは、私が傷ついたまま。

私は私を悲しませたくない。


聞けばきっと彼は仕事だって言うはず。

それを信じるのも信じないのも私の自由。


私が一方的に我慢する関係は嫌だ。

私だけが頑張って、無理に彼を信じるなんて

自分で自分をいじめてるだけ。

私の心より大切なもの、私は持ってない。


すごく怒るかもしれない。

このまま会えなくなるかもしれない。

嫌われるかもしれない。


でも私は、伝えたいことを伝えよう。

一晩かけて、別れる覚悟もしておいた。


私の問いかけを、彼は半日スルーした。

待てない私は、その間に超ロングなLINEを7連投…

重い。読むの面倒くさい(笑)


このままスルーで終わるとは思えない。

ただ待つだけ。また私は地獄行き。


結論は、仕事だった。昼間の電話はやっぱり親友で、親友も他にも同席したんだって。


彼の返事は「仕事だよ」だけだと思ってた。

でも実際は、長いちゃんとした説明だった。


さらに今日。


「確かに俺はモーレツにモテるけど、

でもずっとくるりんといるだろ?

それはくるりんの良い所を知ってて好きだから。

安心しろ!!」


って言ってくれた。これって嬉しい。


私が思ってるよりずっと彼は私を大切に

考えてくれてるのかもしれない。

私が信じてないのは彼じゃなくて自分。

安心しろって言われたのに安心してない(笑)


自分を幸せにできるのは自分だけ。

彼は私を大切にしてくれてて、私が好き。

これを100%受け取れるかは私次第。